8月 30, 2018 20:09 Asia/Tokyo
  • イランのホシュルー国連大使
    イランのホシュルー国連大使

イランのホシュルー国連大使が、「国連の基本原則の1つは、世界が武力ではなく法律のもとに管理運営されるべきだ、ということである」と語りました。

ホシュルー大使は29日水曜、対立の解消における仲介をテーマとする安保理会合で、「仲介は国際レベルでの法の支配といった、より幅広い角度から検討されるべきだ」と述べています。

また、「国連に加盟する各国の政府は、法の支配の強化という枠組みにおいて、2つの基本的な責務を負っている。その1つは、武力や脅迫といった手段を行使しないこと、そしてもう1つは自らの抱える対立問題を平和的な手段により解決することだ」としました。

さらに、国連常任理事国のアメリカが、2003年に国連の立場を考慮することなくイラクを攻撃したことに触れ、「このような行動は、国連憲章に対する歴然とした違反だ」と語っています。

ホシュルー大使はまた、「アメリカは、安保理決議に違反したのみならず、他国に対し公然と国連決議2231への違反を奨励しており、これを行わなければ侵略行為に直面するとしている」と述べました。

さらに、「このような行動が阻止されなければ、国連や安保理の権威がこれまで以上に失墜し、法の支配が弱まり、世界は大混乱に陥ることになる」としています。

アメリカのトランプ大統領は、今年の5月8日に、イランと6カ国による核合意を法的、政治的に支持する安保理決議2231を無視した形で、この国際合意から離脱しました。

 

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