地域安全保障協議の参加国がテロ対策の確立を強調
(last modified Wed, 26 Sep 2018 10:53:34 GMT )
9月 26, 2018 19:53 Asia/Tokyo
  • イランの国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記
    イランの国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記

テヘランで行われた地域安全保障協議の参加国が、大国の干渉を受けない形での、地域のテロ対策の確立を強調しました。

今回初めて行われた、局長・補佐官級のこの会合が、イランのイニシアチブにより、26日水曜、テヘランで開幕し、ロシア、中国、インド、アフガニスタンがこれに参加しました。

イランの国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記は、この会合で、テロ対策における一部の国のダブルスタンダードを非難し、「テロに対する政治、移送、資金の各面での支援や、テロ思想を生み出し、拡散すること、内政干渉は、テロ対策を口実に行われているが、これはダブルスタンダードだ」と語りました。

また、「地域の安全の構築は、大国の干渉を断ち切り、独善主義に対抗する可能性を整えるよう、地域諸国の共通の利益に基づいて定義されるべきだ」と強調しました。

 

ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記

 

ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記も、この会合はテロ対策に関する地域協力の拡大に影響を及ぼす行動だとして、「アメリカ軍のアフガニスタン駐留は、治安や安定の確立に影響を及ぼさなかったばかりか、安全保障危機を複雑化する要因だ」と語りました。

アフガニスタンの安全保障担当顧問は、アフガニスタンはイランとともにテロとの戦いの前線にあるとして、「アフガニスタンのテロ組織が外国の資金援助や武器支援を受けている限り、これらの組織に対する効果的な対策の可能性は存在しない」と語りました。

インドのドバル安全保障担当首相補佐官も、この会合の開催は、脅威に対する共通の理解を促進し、対抗策を取る中で非常に有益だとして、「対策を確立することで、麻薬による資金で強化している、地域におけるテロリストの活動の拡大を防ぐことになる」と述べました。

中国の安全保障関係者も、この会合の参加国が、地域の安全保障対策の確立と、共同措置を容易にするためのテロリストに関するデータバンクの共有にむけて努力するよう求めました。

 

ラジオ日本語のフェイスブックやユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。 

https://www.facebook.com/ParsTodayJapanese

http://youtube.com/channel/UCXfX6KY7mZURIhUWKnKmrEQ