駐日イラン大使、「考古学は、日・イ間協力の適切な下地」
10月 27, 2018 21:33 Asia/Tokyo
在日イラン大使館で、およそ80人の日本の研究者やイランの文化・歴史の愛好家らの参加により、第18回考古学年次セミナーが開催されました。
ILNA通信によりますと、日本駐在のラフマーニモヴァッヘド・イラン大使はこのセミナーで演説し、日本とイランの古代文明の交流を究明する上で尽力した事に関して、大津 忠彦教授に謝辞を述べるとともに、「今日、シルクロード上の考古学上の発掘物を調査することにより、イランと日本の両国の芸術家や職人の間での文化交流の形式が見て取れる」と語りました。
また、「奈良の正倉院に収蔵されている考古学上の発掘物は、イランと日本の両国民の間の良好な関係を裏付けるものだ」と述べています。
さらに、「考古学や文化面での協力は、あらゆる分野での両国関係の更なる発展と強化の下地を整えるものだ」としました。
このセミナーではまた、金沢大学の足立拓朗教授が、第3鉄器時代の研究に関する演説を行い、さらに東海大学の春田晴郎教授がサグロス山脈の歴史に関して講演しました。
さらに、青山学院大学の. 岡野 智彦教授が、ペルシャ湾における中国陶器の貿易全般に関する研究調査について発表しています。
このセミナーには、日本イラン文化交流協会のメンバーや東海大学の教授の一部、そしてイラン文明・文化に関心を持つ人々や考古学専攻の学生らが参加しました。
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