イラン外相が、ヨーロッパの政府関係者4名と電話会談
(last modified Sat, 03 Nov 2018 10:56:41 GMT )
11月 03, 2018 19:56 Asia/Tokyo
  • ザリーフ外相とEUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表
    ザリーフ外相とEUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表

イランのザリーフ外相が、EU上級代表、並びにドイツ、スウェーデン、デンマークの外相らとイラン核合意をめぐり電話会談を行いました。

イラン外務省によりますと、ザリーフ外相は2日金曜、EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表、ドイツのマース外相、スウェーデンのヴァルストローム外相、そしてデンマークのサムエルセン外相と、アメリカによる制裁の再発動や、これに対抗するためのヨーロッパの努力について、意見を交わしました。

ザリーフ外相は、サムエルセン外相との会談において、イランに向けられた根拠のない主張を否定するとともに、イランとヨーロッパ諸国の関係や、核合意維持に向けたヨーロッパのイニシアチブの破壊を狙うシオニスト政権イスラエルの工作に触れ、「こうした陰謀の様々な側面や真相の究明に向けて、デンマークの治安当局と協力する用意がある」としました。

さらに、先ごろイラン南西部アフワーズで発生したテロへの関与を認めたテロ組織の要員の追跡・逮捕におけるイタリア政府の責任を指摘し、「これらの要員を支持するとしたデンマーク政府の行動は受け入れがたい」としました。

一方のサムエルセン外相も、改めてイラン核合意の支持と、イランとの経済協力継続に向け、ヨーロッパの金融政策と足並みを揃えることを強調しました。

また、モゲリーニ上級代表とマース外相、ヴァルストローム外相もそれぞれザリーフ外相との電話会談で、イランの石油と天然ガスの輸出の継続、そしてイランとの金融取引ルートや核合意の維持に向けた努力、加えてこの金融取引システム実施に向け、ヨーロッパ諸国の外相や財務相が約束を履行する重要性を強調しました。

 

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