イランとロシアの大統領が電話会談
3月 29, 2016 18:53 Asia/Tokyo
イランとロシアの大統領が、シリアでのテログループとの容赦のない戦いを強調しました。
イランのローハーニー大統領は28日月曜、ロシアのプーチン大統領と電話で会談し、シリアに関するイランの原則的な立場について触れ、シリアの平和と安定の基盤を整える上でのイランとロシアの意見の調整、協調が必要だとしました。
また、「シリアの人々だけがこの国の政治体制の将来に関して決定をとるべきだ」とし、「停戦と同時に政治的な協議が加速されるべきであり、この停戦と政治的協議がシリアのテログループとの容赦のない戦いに混乱を生じさせるべきではないことに注目を寄せるべきだ」と語りました。
さらに、歴史都市パルミラの解放と最近の軍事情勢に満足を表し、「国境をコントロールし、テロリストや兵器のシリア国内への移送を妨げ、テロリストが反体制派として協議に参加することを阻止することが明らかに必要だ」としました。
ローハーニー大統領はさらに、すべての分野でのイランとロシアの拡大に向かう関係について触れ、「イランはロシアとの関係のこれまで以上の拡大を歓迎している」と語りました。
一方のロシアのプーチン大統領も、シリアに関する両国の最近の協議について説明し、「シリア問題の平和的解決に全力を注ぎ、ロシアはこれに関して完全にイランと一致している」と語りました。
プーチン大統領は、テロリストや兵器を流入させないようシリアの国境管理の強化を強調し、「テロリストを反体制派として政治的な協議に参加させてはならない」としました。
さらに、イランとの関係の拡大を強調し、「ロシアはこれに関して一切制限を設けていない」と述べました。