イラン外務次官、「アメリカの対イラン制裁は国際社会の不安定化を招く」
(last modified Fri, 16 Nov 2018 08:21:29 GMT )
11月 16, 2018 17:21 Asia/Tokyo
  • アラーグチー外務次官(左)とバチカン・ギャラガー外務長官
    アラーグチー外務次官(左)とバチカン・ギャラガー外務長官

イランのアラーグチー政治担当外務次官が、「アメリカの対イラン制裁は、国際的な取引や関係に影響を及ぼしており、国際社会の不安定化を招く」と語りました。

イルナー通信によりますと、アラーグチー外務次官は15日木曜夜、ポール・リチャード・ギャラガー・バチカン外務長官とイタリア・ローマで会談し、「アメリカの対イラン制裁の再開は、核合意を危機にさらしている」と述べました。

また、アメリカはイラン核合意の取り決めをまったく守っていなかったとして、アメリカは核合意の離脱とイランに対する最大級の制裁行使により、安保理決議2231に違反したと非難しました。

ギャラガー外務長官も、「バチカンは対イラン制裁の行使に反対している。他のヨーロッパ諸国すべては、制裁の緩和に向けたメカニズムを追求している」と述べました。

また、イランとバチカンの二国間関係は良好だとして、二国間の更なる関係拡大を求めました。

アラーグチー外務次官は15日夜、ギャラガー外務長官と会談した後、スペインのマドリードに向かいました。

 

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