イラン外務省報道官、「最終判決が出るまでアメリカの訴追を続行」
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イラン外務省のガーセミー報道官
イラン外務省のガーセミー報道官が、「国際司法裁判所による仮保全措置決定は、イランに有利な判決であり、アメリカに対するイランの勝訴を意味する」とし、「イランは、最終的な判決にいたるまで、国際司法裁判所におけるアメリカの訴追を追求する」と語りました。
ガーセミー報道官は22日木曜、IRIB通信記者のインタビューに対し、「国際志望裁判所は、国際レベルでの自らの精神面での位置づけや役割に注目し、食品製造企業や製薬企業、さらには航空機の部品製造やメンテナンスに関する企業などのために、アメリカの制裁が及ばない空間を作ることができる」と述べています。
また、「国際司法裁判所の判決に基づき、アメリカは医薬品や医療機器、食品や航空機部品などの人道に関係のある事例において、対イラン制裁を解除しなければならない」としました。
さらに、「アメリカは、完全に一方的な政策を踏襲している」とし、「アメリカは、核合意や気候変動対策に関するパリ協定といった数々の国際合意から離脱し、1955年に締結されたイランの友好経済関係条約からも離脱しようとしている」と語っています。

ガーセミー報道官によれば、イランと1955年に調印された「友好・通商・領事法」条約は、アメリカの離脱後1年間は効力が残り、継続可能であるとされています。
今年5月8日のアメリカの核合意離脱、そして対イラン制裁の復活に伴い、イランはアメリカを国際司法裁判所に提訴しました。
国際司法裁判所は、先月3日にイランの提訴を審理する自らの資格を確認したうえで、二国間の友好経済条約への違反を理由に、医薬品や食料、航空機など人道に関する分野でのアメリカの対イラン制裁の解除を命じています。
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