イラン国防軍需次官、「ホルモズ海峡での革命防衛隊による米空母の追跡は国際的な慣習にそったもの」
イランの海上産業機関の長官を兼任するラステガーリー国防軍需次官が、「わが国の革命防衛隊海軍の艦艇は、国際的な慣習に倣ってわが国の南部のホルモズ海峡にて、アメリカの空母を追跡、特定した」と語りました。
ラステガーリー次官は22日土曜、IRIB通信のインタビューで、イランのイスラム革命防衛隊海軍の艦艇が、アメリカの空母に接近したことについて、「ペルシャ湾海域にいずれの艦艇が入ってきても、ホルモズ海峡より内部はイランの領海を航行することになるため、海洋面での秩序維持の慣例に従い、その船舶の入域時および、海域からの退去の際にその船籍の国籍や目的地、任務内容が尋問、捜査される」と述べています。
また、「当防衛隊海軍はホルモズ海峡において、あるいは政府軍内の海軍はオマーン海において、これらの海域に入ってきた船舶に対する尋問を行っているが、イラン恐怖症を誘うプロパガンダにより、こうした尋問が相手側により誇張されている」としました。
さらに、「アメリカの空母艦隊は、10ヶ月ぶりに再びペルシャ湾内に入ってくるようになった」とし、「国際的な慣例に従い、当防衛隊海軍の巡洋部隊はアメリカの空母に接近、尋問し、当海域での停泊や目的などについて確認した。また、彼らも平和的に航路を航行し、定められた自らの航路を進んでいる」と語っています。
ラステガーリー次官はまた、イランの無人機がアメリカの空母を追跡し、これに向かって数回にわたり砲撃した、とする一部のメディアの報道を否定し、「わが国の無人機とヘリは、ホルモズ海峡でアメリカの空母に関わったことはなく、それは軍事演習“偉大なる預言者”の実施によるものであった」と述べました。
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