イラン、「タリバンとの協議は、アフガン政府との連携の上で実施」
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イラン国家安全保障最高評議会事務局のホスラヴィー報道官
イラン国家安全保障最高評議会事務局のホスラヴィー報道官が、「イランと過激派組織タリバンとの協議は、アフガニスタン政府への事前通告と打ち合わせにより実施された」と語りました。
IRIB通信によりますと、ホスラヴィー報道官は26日水曜、テレビのインタビューで、「以前にイランとタリバンの間で実施された協議は、アフガニスタンに存在する様々な勢力の間の見解のすり合わせに大きく寄与した」と述べています。
また、「テヘランでのタリバンとの協議は今後も継続される」とし、「イランは近く、これに関して情報を開示するだろう」としました。
イランは常に、アフガニスタン問題を初めとする地域での危機を、対話や政治的な方法で解決するよう努めてきました。
イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記は26日水曜、アフガニスタンの首都カーブルに到着し、現地で同国のガニ大統領やアブドラ・アブドラ行政長官、ハムドラー・ムヘッブ国家安全保障担当大統領補佐官らと会談しています。
ホスラヴィー報道官はさらに、アメリカ軍の一部のアフガニスタン撤退という、アメリカのトランプ大統領の決定に触れ、「イランは、アメリカ軍のアフガン撤退を、アフガニスタンの国家安全保障、並びに政府軍の強化のための機会と捉えている」と述べました。
アメリカは現在、1万5000人近い軍隊をアフガニスタンに駐留させています。
アメリカとその同盟国は2001年、テロとの戦いやアフガニスタンの安全保障を口実に同国を攻撃しましたが、それ以来現在まで、アフガニスタンでは逆にテロや麻薬生産が激増しています。
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