イラン国防軍需相、ベネズエラへの防衛面での経験移転の用意を表明
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ハータミー国防軍需相とマドゥロ大統領
イランのハータミー国防軍需相が、ベネズエラのマドゥロ大統領との会談で、「イランは、防衛分野での自らの技術能力や経験をベネズエラに移転する用意がある」と語りました。
IRIB通信によりますと、マドゥロ大統領の就任宣誓式に参列するため、ベネズエラ・カラカスを訪問中のハータミー大臣は同大統領との会談で、「ベネズエラの革命政府の存続に対する同国国民の支持は、アメリカの陰謀の失敗を物語っている」と述べました。
また、「アメリカの指導者は自らの覇権主義的な体質ゆえに、自由を求める独立した国、国民や政府の存在を容認できずにいる。イランは様々な分野において、ベネズエラをはじめ世界の独立国との関係を拡大、促進する意向だ」としました。
さらに、「イラン国民に対する過去40年ものアメリカの圧政的な制裁は成果を挙げることはできなかった。イランは国内の可能性や抵抗により、今や特に防衛産業をはじめ全ての分野において力をつけ、前向きに歩んでいる」と語りました。
一方のマドゥロ大統領も、ハータミー大臣の宣誓式への参列に謝意を表明し、イランとの関係拡大に向けた意志を強調しました。

ハータミー大臣は今回の訪問でボリビアのモラレス大統領とも会談し、二国間、そして国際レベルでの両国の友好関係の拡大を強調しました。
モラレス大統領も、「わが国はイランの傍らに寄り添っている」と語りました。
ベネズエラのマドゥロ大統領は、昨年の大統領選挙でおよそ68%の得票率で再選を果たしました。10日木曜、就任宣誓式に臨んだ同大統領は、新たな6年間の任期をスタートさせました。
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