イラン外務省報道官、「ベネズエラへのアメリカの干渉は違法」

1月 24, 2019 18:54 Asia/Tokyo

イラン外務省のガーセミー報道官が、「イランは、ベネズエラに対する他国の内政干渉、あるいは国民に対する行動やクーデター計画といった違法行為に反対するとともに、ベネズエラの政府と国民を支持する」と語りました。

ガーセミー報道官は24日木曜、ベネズエラにおける政治的な問題や対立は全て、平和的かつ合法的な手段の活用により早急に解決されるよう期待感を表明しました。

ベネズエラではこの数ヶ月間、反体制派による抗議デモや情勢不安が発生しています。

アメリカは、ベネズエラの反体制派を支持し、同国への制裁を行使して、反米的なベネズエラの合法政権の打倒を狙っています。

ベネズエラ国民議会の既に解任されたフアン・グアイド議長は23日水曜、アメリカの支持を得てベネズエラ暫定大統領への就任を宣言しました。

こうした中、ベネズエラのロペス国防相は、「わが国の政府軍は、グアイド暫定大統領就任を支持しない」と表明しています。

アメリカのトランプ大統領も、ベネズエラの内政に干渉し、同国の合法政権を脅迫するとともに、グアイド氏を支持しています。

ベネズエラのマドゥロ大統領も、アメリカの内政干渉に反発し、アメリカとの断交を宣言するとともに、アメリカの外交官らに対し72時間以内にベネズエラからの退去を命じています。

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