イラン外相、「米副大統領の発言は物笑いの種」
イランのザリーフ外相が、「イランはナチス・ドイツのようなものだ」とした、アメリカのペンス副大統領による反イラン的な発言を、物笑いの種だとしました。
ペンス副大統領は15日金曜、ポーランド・ワルシャワでの反イラン的な会合が不成功に終わった後、イランは、ナチス・ドイツのようにユダヤ人排斥政策を行っているとの根拠のない主張を提起しました。
ザリーフ外相は16日土曜、ドイツの週刊誌シュピーゲルの取材に対し、「ペンス副大統領のこのような発言は、こっけいなものだ」とし、「イランは常にユダヤ教徒を支持してきた。だが、シオニストによる占領行為には反対する」と語りました。
また、イランのミサイル計画の拡大や軍事力について、「西アジア地域には兵器があふれている。イランも自らを防衛せざるを得ない」と説明しました。
さらに、「2018年に、ペルシャ湾岸諸国は1000億ドル相当分の兵器を購入した」とし、「イランの兵器は、あくまでも防衛用だ」と強調しました。
ザリーフ外相はまた、アメリカ軍のシリア撤退に関するトランプ米大統領の発言について、「西アジア地域へのアメリカの干渉により、この地域には混乱や過激派、テロがもたらされた。このため、アメリカ軍がシリアを撤退しただけでは十分ではない」と語りました。
さらに、シリアにイランの軍事顧問が駐在していることにも触れ、「イランは、シリア政府の正式な要請に基づき、テロ対策の一環でシリア軍支援を目的に軍事顧問を駐在させている。この軍事顧問は、シリア政府から要請があればいつでもシリア国外に退去させる」と述べました。
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