イランの春の新年・ノウルーズの調べ(10);北東部ホラーサーン地方のノウルーズ語り
(last modified Thu, 01 Apr 2021 04:40:00 GMT )
4月 01, 2021 13:40 Asia/Tokyo

今回は、イラン北東部のホラーサーン地方に伝わるノウルーズ語りを、ホセイン・ラシュギャリーの歌唱によりお届けしましょう。

この曲においては、移り変わり行く現世が強調されると同時に、ノウルーズ到来の吉報が歌われています。ノウルーズの祝祭により、人々は悲しみを吹き払い、喜びに浸ります。

ホラーサーン地方の音楽は、イランの各地域の郷土音楽の中でも特に充実した部類に含まれます。その理由としては、サアディやハーフェズといったイランの名高い詩人の詩歌が使用されているところにあります。

この曲では、打楽器ダフや弦楽器ドタールが使われています。ドタールは、ホラーサーン地方北部の諸民族の間で広く使用されている弦楽器です。

 

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