イメージが語るイラン
イラン南西部フーゼスターン州チョガ・ザンビールの古代複合遺跡
12月 13, 2021 04:42 Asia/Tokyo
イラン南西部フーゼスターン州には、古代エラム人によるチョガ・ザンビールの複合遺跡群が存在します。
この複合遺跡は、「高いところ」を意味するジッグラトを含む、古代メソポタミアにおいて、日干しレンガを用い数階層に組み上げて建てられた巨大な聖塔だったとされています。
紀元前13世紀のはじめ、エラム王国のウンターシュ・ネピリシャ王により、デズ川の近辺に建設されましたが、その後アッシリア人の攻撃を受けたことから、工事は未完成のままとなりました。これは、この遺跡の敷地内に未使用のレンガや日干しレンガが大量に残っていることからも証明されています。
ジッグラトはピラミッド状の寺院を言い、いくつもの階に分かれていて、その最上階に礼拝・祈祷用の場所が設けられています。
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