イラン、「核合意内の責務削減に向けたプロセスが進行」
May 29, 2019 19:13 Asia/Tokyo
イラン国家安全保障最高評議会のホスラヴィー報道官が、「わが国の原油輸出や金融取引の状況が、アメリカの核合意離脱以前の状態に戻るまで、わが国は核合意が定める責務履行を削減する」と語りました。
イラン原子力庁は先週、核合意が定めるイランの責務履行の1部停止という、同国国家安全保障最高評議会の決定を実施する過程において、メディアへの最新情報開示を目的に、イラン中部ナタンズにある核施設に国際メディアの関係者を招き入れました。
地域や世界のメディアによる過去最大規模の報道は、イランが核合意での新たな決定事項に対し、その履行能力や意思について、明白なメッセージを示す形となり、一部の疑惑を完全に払拭するものとなりました。
イランのローハーニー大統領は最近、アメリカの核合意離脱や対イラン制裁の再発動への対応策として、60日間にわたるイランの重水や濃縮ウランの売却停止を発表し、この期間にヨーロッパ諸国が遅らせている約束の確実な履行を待つとしました。
イラン核合意第36条によれば、イランは制裁再発動の場合、自国の義務履行の一部を削減できることになっています。
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