12月 16, 2019 17:50 Asia/Tokyo
  • イラン中部、サーガンド地区のウラン鉱山
    イラン中部、サーガンド地区のウラン鉱山

イランにおける初の平和的な核開発は、1954年にスタートしました。

当時アメリカは、イランに濃縮ウランを提供しており、イランとアメリカの関係により、ウランは常に国外から、濃縮されすぐに使用できる形で輸入されていました。このため、イランにはウラン濃縮技術は存在しなかったのです。

1979年のイスラム革命後、体制責任者らは国家が将来的に核の自給自足を実現することを思い立ちました。イラン国内でのウラン鉱山の探索は、遂に大きな成果に結びついたのです。1989年にはイラン中部ヤズド州のサーガンド地区に、3000トン以上のウランが埋蔵されていることが明らかになりました。1994年には、この鉱山の開発・採掘計画が開始され、最終的に2009年に操業にこぎつけています。

これがイラン初のウラン鉱石の採掘となり、その後イランはもはや、自国が必要とするウランを、他国から輸入する必要がなくなったのです。

 

 

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