4月 05, 2016 22:16 Asia/Tokyo
  • イラン外相、アゼルバイジャンとアルメニアの外相と会談

イランのザリーフ外務大臣が、ナゴルノカラバフ問題に関して、アゼルバイジャンとアルメニアの外務大臣と会談しました。

イランとアゼルバイジャンの外相は、両国の関係、ナゴルノカラバフ問題について、イラン北部のラームサルで会談しました。

イルナー通信によりますと、ザリーフ外相は5日火曜、アゼルバイジャンのメメディヤロフ外相と会談し、「地域に新たな問題を生じさせないように、全力を尽くすべきだ」と語りました。

さらに、アルメニアのナルバンジャン外相と電話会談を行い、ナゴルノカラバフでの衝突の停止を強調し、地域に安定を取り戻し、アルメニアとアゼルバイジャンの対立を平和的に解決するよう求めました。

ザリーフ外相はこの電話会談でさらに、「イランは双方が望む場合、両国の対立を解決するために役割を果たす用意がある」としました。

1日金曜夜から、アゼルバイジャンとアルメニアの軍はナゴルノカラバフで衝突し、両国のこの地域を巡る対立が再燃しました。

情報筋は今もこの地域で両国軍の衝突が続いていると報じています。

アゼルバイジャンとアルメニアのナゴルノカラバフを巡る争いは1988年に始まり、1992年に軍事衝突に発展しました。この衝突の結果、ナゴルノカラバフとその近辺の7つの地域がアルメニア軍の支配下に置かれました。

1994年5月には、双方の間で停戦が結ばれましたが、この問題の平和的解決を目指すロシア、フランス、アメリカが主導する全欧安保協力機構の「ミンスク・グループ」の仲介はこれまで成果を挙げていません。

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