イラン大統領、「イラン国民に対する米国の犯罪と国連の沈黙の汚点は歴史に残る」(動画)
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ローハーニー大統領とグテーレス事務総長
イランのローハーニー大統領が、米・ニューヨークにて国連のグテーレス事務総長と会談し、イラン国民に対するアメリカの経済テロへの沈黙や無反応を批判し、「イラン国民はどのような場合でも以前の困難と同様にこの困難を乗り越えるだろう。だが、イラン国民に対するアメリカの犯罪の汚点とそれに対する国連の沈黙は、必ず歴史に刻まれる」と語りました。
イラン大統領府の情報サイトによりますと、ローハーニー大統領は25日水曜、この会談でさらに、不安定した地域情勢に触れ、「今日、パレスチナは苦境に立たされており、シオニスト政権イスラエルは日々、パレスチナ、レバノン、シリア、イラクに侵攻し、国連はこれらの犯罪に沈黙を決め込んでいる」と述べています。
また、「このような傾向は転換されるべきだ」と強調し、国連に対しイスラエルの犯罪や侵略行為に沈黙しないよう求めました。
さらに、国連の協力によるシリア・イエメン危機に関して生じた進展に触れ、イランとして国連と建設的な協力を継続する用意があると強調すると共に、ホルモズ平和イニシアチブを、地域の安全促進における国連の協力にとって真剣かつ新たな措置だとしています。
一方、グテーレス事務総長もこの会談で、シリア憲法委員会の結成を目指してのペデルセン・シリア問題担当国連特別代表に対する、イランの効果的な支援や建設的な立場表明に謝意を示し、「イエメンでも思わしい進展が生じている」と語りました。
また、「国連は、核合意を完全に支持している」とし、「核合意は国際合意であり、また国連安保理決議の一部でもある」と述べています。
さらに、シリア・イエメン問題の解決におけるイランの尽力に謝意を示し、イランと国連の協力拡大を強調するとともに、ローハーニー大統領の新たなイニシアチブを歓迎しました。
ローハーニー大統領は25日、国連総会での演説において、イランの地域・国際的な立場について説明するとともに、ホルモズ平和イニシアチブ渡渉した地域的な平和計画を提示しています。
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