イラン大統領、「パレスチナと聖地ゴッツの問題はイスラム世界の最重要課題」
(last modified Thu, 14 Nov 2019 08:36:19 GMT )
11月 14, 2019 17:36 Asia/Tokyo
  • ローハーニー大統領
    ローハーニー大統領

イランのローハーニー大統領が、「パレスチナと聖地ゴッツ(ベイトルモガッダス・エルサレム)の問題はイスラム世界の最重要課題だ」とし、「イスラム世界の世論は、この2つの重要な事柄が忘却されてしまう隙を敵に与える事はない」と語りました。

イラン大統領府の情報サイトによりますと、ローハーニー大統領は14日木曜、テヘランで開催された第33回イスラム団結国際会議の開会式において、イスラム世界の賢明さと覚醒の陰でアメリカとシオニスト政権イスラエルの政策が失敗したことに触れ、「アフガニスタンやイラク、イエメンの人々の殺戮、イスラム諸国間の不和対立の扇動は、地域におけるアメリカの悪しき陰謀の影響によるものだ」と述べています。

また、「パレスチナは、パレスチナ人およびこの地域の力強いイスラム教徒の手により解放されるべきだ」とし、「若年世代は、アメリカが地域の諸国民やイスラム教徒にとっての友人ではなかったとともに、これからも友人にはなりえず、地域の問題は地域の諸国民により解決されるべきだ、ということを熟知するべきだ」としました。

さらに、一部のイスラム諸国がイスラエルと融和し、イスラム教徒の諸国民や抵抗グループに関するイスラエルの情報能力を利用していることに遺憾の意を示し、「イランは、アメリカおよびイスラエルへの抵抗の最前線に立ち、パレスチナ国民を防衛している」と語っています。

ローハーニー大統領は、この式典でさらに、イスラム宗派間接近世界連盟が選出した12のタイトルの書籍を紹介しました。

第33回イスラム団結国際会議は、「アクサーモスクの防衛に向けたイスラム共同体の団結」をテーマとし、14日木曜、90カ国の思想家や大学関係者、政界の要人など400人が参加してテヘランで開幕し、16日土曜まで継続されます。

 

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