イラン政府報道官、「アメリカによる静かな戦争は、イラン国民の生活を狙い撃ちにしている」
12月 16, 2019 22:17 Asia/Tokyo
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イランのラビーイー政府報道官
イランのラビーイー政府報道官が、イラン国民に対する米国の敵対的な制裁に触れ、「米国による静かな戦争は、イランの全ての階層の国民を狙い撃ちにしている」と批判しました。
ラビーイー政府報道官は16日月曜、記者会見し、「制裁は戦争の代わりだ」とした、米ムニューシン財務長官の発言に触れ、「米国は戦争の代わりに制裁を科すことで、食品や医薬品、金融分野でイラン国民に圧力をかけている」と非難しました。
そして、「確実に、米国による制裁や圧力は世界の平和と安全を脅かすことにつながる。これはある意味、罪のない人々に戦争を押し付けているに等しい」としました。
さらに、米国による「最大限の圧力」政策や、イランの航空・海運企業への制裁に触れ、「米国はこうした行動により、社会の精神面での安全をかく乱しようとしている」と語りました。
また、ポンペオ米国務長官による「イラクでの攻撃の背後にイランが存在する。米国はイランの行動に断固たる行動をとる」との発言に対し、「米国は、自らの不当な主張を証明する確固たる証拠を一切有していない」と反論しました。
さらに、「米国が脅迫を行動に移すという過ちに走れば、イランから手痛い回答を受けるだろう」と警告しました。
最後に、「イランは自らの確固たる原則に基づき、近隣諸国の内政には決して干渉しない」とし、「地域の諸国民は、イランが彼らにとって恐怖の源ではないことを知っている」と述べました。
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