イラン外務次官、「イランは米とはいかなるレベルの協議も行わない」
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イランのアラーグチー外務次官
イランのアラーグチー外務次官が、「わが国は、アメリカ側とはいずれのレベルであっても協議しない」とし、「アメリカは、核合意からの離脱により、協議を不首尾で忌まわしい経験へと転換した」と語りました。
アラーグチー次官は、16日火曜に放送された中国の英語による国際放送ニュースチャンネル・CGTNのインタビューにおいて、「イランは米国を信頼していない」とし、「イランは圧力をかけられた状態では協議に応じない」と述べました。
また、米国によるイラン制裁の影響について、「制裁は、(逆に)イランにいくつものチャンスをもたらした。イランは相手側との継続的な取引を通じた石油に依存しない経済をめざす計画、イラン通貨での取引を通じたより安定した経済の確立に成功した」と強調しました。
さらに、イランが核合意の責務を縮小させていることについての質疑に回答し、「イランによる一部の履行停止は、米国が合意から離脱したことに対する対応策だ」と説明しました。
そして、ヨーロッパ側が核合意維持にあたってイラン側に約束したことを守っていないと批判、「イランの責務とその利点の間にはバランスが維持されるべきだ。だが現在、イランは核合意の利点を享受できないままの状態が続いている」と述べました。
最後に、イラン国内でスパイ活動容疑で8人が逮捕されたとする報道に関して、「一部の国は、ガソリン価格改定に対するイラン国民の平和的な抗議行動の方向性を変え、国内で大規模な暴動や騒乱を扇動することを企んだ。だが、イランの治安部隊がCIAおよびその他諜報機関とつながりのある因子を逮捕した」としました。
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