イラン国家安保最高評議会書記、「米国はISISの結成、育成、移動に関与」
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シャムハーニー書記
イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「アメリカは、テロ組織ISISの結成や育成、移動に関与してきた。彼らを今度はイラクやシリアから、アフガニスタンに移動させようとしている」と語りました。
シャムハーニー書記は18日水曜、テヘランで開催された第2回地域安全保障対話での記者会見で、「アフガニスタンへのISISの移動プロセスは複雑だ」とし、「米国は、ISISの戦闘員を移動させて、イランや中国、ロシアの国境地帯で情勢不安を起こそうとしている」と指摘しました。
また、「アフガニスタンに潜伏するISISの戦闘員の数は、およそ5000人と推計されている」とし、「アフガニスタン政府との包括的な安全保障合意が締結され、ISIS対策に向けた安全保障・軍事面でのイランの能力が活用されることになった」と説明しました。
さらに、イランとロシアがテロ対策に果たす役割に言及し、「イラクとシリアの国民は、イランおよびロシアとの協力により、ISISをイラクから駆逐した」と語りました。
そして、アフガニスタンの反体制組織タリバンとイランの協議について、「イランは、アフガン人同士の対話を求めている。円滑な対話をめざして、タリバンとの協議を実施する」と述べました。
この他、テヘランでの第2回地域安全保障対話が開催されたことに触れ、「ロシア、中国、アフガニスタン、タジキスタン、インドの各国がこの会合に参加したことは、イランの孤立化を狙う米国の政策が失敗したことを示すの失敗を示すもう一つのしるしだ」としました。
最後に、シャムハーニー書記は「この会合の参加者らは、「地域に置ける流血・殺戮、テロ、過激派はイスラムとは一切関係がないことを強調した」と語りました。
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