イラン国連代表部が、米国との協議に言及した西側メディアの報道を否定
12月 20, 2019 19:26 Asia/Tokyo
イランの国連代表部報道官が、イランとアメリカの国連大使が核合意をめぐり協議したとする西側メディアの報道を否定しました。
イルナー通信によりますと、ミールユーセフィー・イラン国連代表団報道官は19日木曜夕方、米国のケリー・ナイト・クラフト国連大使が国連安全保障理事会の会議の終わりにイランのタフテ・ラヴァンチー国連大使に歩み寄った様子を撮影した動画が公開されたことに言及し、「大使間協議の終了後、お互いに言葉を交わすことは国連では特別のことではない。 安保理理事会の会合の終わりに米大使がイラン大使の元に行っただけだ」と説明しました。
また、「米国連大使は、イラン大使が演説で取り上げた病気の子どもついて質問し、イラン大使も演説のなかでそれに回答している」と述べ、「この短い会話では、他の事柄は提起されなかった」としました。
タフテ・ラヴァンチー国連大使は19日木曜、国連安保理の会合で演説し、イランに対する米国の制裁は特定医薬品がイランに入るのを妨げて一部の患者の悪夢となっていると非難しました。そして、特殊な皮膚疾患で苦しんでいた2歳のイラン人の女の子アーヴァーが、米国のイラン制裁で治療薬が入手できずに死亡したと訴えました。
さらに、「イランではがんや特定の疾患を患う子どもや成人が、米国による無慈悲な制裁のために、静かに死と闘っている」と述べました。
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