1月 04, 2020 18:26 Asia/Tokyo
  • ソレイマーニー司令官
    ソレイマーニー司令官

イランのタフテラヴァーンチー国連大使が、同国イスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官(最終階級は少将)と同伴者らが暗殺された事件に言及し、「一種のテロ・犯罪行為だ」として強く非難しました。

イルナー通信によりますと、タフテラヴァーンチー大使は3日金曜、国連のグテーレス事務総長と安保理議長に宛てた書簡の中で、イラク・バグダッド空港付近で発生した米国のテロ・侵略軍によるソレイマーニー司令官の暗殺・殉教について触れ、「過去数年にわたり、故ソレイマーニー司令官は地域諸国の政府と国民への支援活動において、人々の要請により、ISISを筆頭に国連指定の最も危険なテロリストの粉砕に重要な役割を果たしてきた」と強調しました。

また、今回の暗殺が米トランプ大統領の直接の指示により実行された事に触れ、「これは犯罪行為であると同時に国家テロでもあることを明白に証明するものだ。国際法の根本的原則、特に国連憲章に明記された原則への明らかな違反であり、米国は国際的な責任を問われることになる」と述べました。

さらに、「この違法かつ挑発的な米国の行動は、テロとの戦いという米国の主張が虚無的で内実をともなわないことをはっきりと示した」と続けました。そして米政府関係者が、ソレイマーニー司令官暗殺という犯罪行為を正当化するために述べている根拠のない憶測全てを強く否定しました。

また、この犯罪を最も辛らつな口調で非難するとともに、「イランは、自らの合法的防衛という本質的な権利回復のための必要措置のため、国際法で認められた自身のあらゆる権利を守っていく」と述べました。

タフテラヴァーンチー大使

タフテラヴァーンチー大使はまた、「安保理は自らの責務を履行すべきだ。同時に国際安全保障や平和に対する米国の危険な軍事的挑発が引き起こす重大な結果に注目し、この違法な犯罪行為を非難すべきだ」と強く呼びかけました。

この書簡の最後の部分ではさらに、「地域で過激派やテロとの戦いの最前線にあるイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊を初めイランの武装軍は、イランの国際的な義務と権利に基づき、地域でのテロ組織との戦いという故ソレイマーニー司令官の歩んだ道を引き継ぎ、テロ組織を一掃するまで全力で歩み続ける決意だ」と強調しました。

イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官は3日金曜未明、イラク民兵組織ハシャド・アルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス副司令官ら複数名とともに、イラク・バグダッド空港付近で米軍の空爆を受けて殉教しました。

 

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