1月 11, 2020 15:56 Asia/Tokyo
  • ザリーフ外相
    ザリーフ外相

イランのザリーフ外相が、「もし世界の国々がアメリカの一極主義に対して抵抗しなければ、さらに多くの対価を支払うことになる」と語りました。

米政府は、ニューヨークで開催される国連安保理会合に出席する予定だったザリーフ外相に、査証発給を差し止めました。ザリーフ外相はこの措置を受けて、会合出席者らに向けメッセージを寄せ、それがイランのタフテラヴァーンチー国連大使によって読み上げられました。

ザリーフ外相はこのメッセージの中で、米国の破壊的な一極主義、国際慣習や法規に与えるその悪影響に言及し、ISISに代表されるテロ組織を撲滅した英雄たちの暗殺という臆病なテロ行為が、「米国の一極主義的なやり方の一例」と指摘しました。

また、「米国に新政権が発足し国連憲章と基本的に対立して以来、イランや他国の人々にはさらなる脅迫や攻撃が加えられるところとなった。今や米国はISISの戦争犯罪を模倣して、数千年の歴史を持つイラン文明の文化遺産を攻撃すると脅しをかけている」と強く非難しました。

さらに、米国がイラン核合意を初め重要な国際合意から次々と離脱し、加えて国連安保理決議第2231号を正しく履行している国々を処罰しようとしていることを指摘し、これは前例のない行為であり、安保理への明らかな侮辱だと批判しました。

そして、「多国間主義を強化していくためには、一極主義を主張する国々を称えてその行動を煽るようなことをしてはいけない」と語りました。

 

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