世界におけるイランの位置づけ(5)
生物の多様性
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イランの様々な動植物
このシリーズでは、国際的な統計を元に、天然資源や科学技術、観光業、スポーツなどの各分野において、イランの優れた点を詳しく見ていきます。なお、このシリーズに出てくる情報は2018年当時の統計に基づいています。
さて、皆様は生物の多様性の豊かさの点でイランが世界で13番目であることをご存知ですか?
今日見られる「生物の多様性」または豊富な生物は、何十億年もの進化の産物です。 生物の多様性は、遺伝子、種、生態系の3つのレベルで定義されます。 イランはその多様な気候風土のため、生物の多様性が高く、それがこの点で世界の上位20か国に含まれている理由です。
イランには1,480種の在来種と115種の脊椎動物がいます。現在、生物の多様性の保護のため、国内には30の国立公園、37の国立自然保護区、45の野生生物保護区、170の保護区があり、これら全部を合わせるとその面積は約1,700万haになります。このほかにもイランには24の国際湿地があり、生物保護地の分野では世界の主要国の1つとなっています。
1972年の国連人間環境会議(ストックホルム会議)と1992年の環境と開発に関する国際連合会議(地球サミット)の後、各国は三つの条約、生物の多様性に関する条約、気候変動枠組条約、国連砂漠化対処条約に合意しました。 1992年、イランは生物の多様性に関する条約に加盟しました。 この条約の目的は、生物の多様性の保全、生物の多様性の持続可能な利用、 遺伝資源の利用から生じる利益の公正かつ衡平な配分です。

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