世界におけるイランの位置づけ(13)
穀物生産量増加率
3月 10, 2020 17:52 Asia/Tokyo
皆様は、イランが穀物生産量で世界第22位、またその増加率で世界第5位であることをご存知でしょうか?
ここで言う穀物とはイネ科の植物の総称で、2種類に大別されます。ひとつは小麦、大麦、ライ麦といった寒冷地の穀物、もうひとつは米、とうもろこし、ソルガム、きびといった温暖地の穀物です。今日の世界では、作物を生産する10億ヘクタールの土地のうち、70%が穀物にあてられています。人類の必要とする食糧は、特にアジアにおいてはその半分が穀物を直接調理したものです。
1979年のイスラム革命以前、イランでは小麦や米といった主食の大部分を海外から輸入していました。しかし現在、イランで消費される農産物の90%は国内で生産されています。FAO国連食糧農業機関は報告の中で、1978年に2880万トン止まりだったイランの100種類あまりの農産物総生産量が、2008年には192%増加して8410万4000トンに達したとしています。
FAOの2010年の統計によりますと、イランは穀物生産量で第22位、過去20年間の穀物生産量増加率で第5位です。
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