年頭に当たってのメッセージにおいて
イラン最高指導者、「イラン暦1399年は生産の飛躍の年」
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ハーメネイー師
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、数時間前に始まったイラン暦の1399年を、「生産の飛躍の年」と命名し、「生産の飛躍は、国民生活において体感される具体的な変化を起こさなければならない」と語りました。
ハーメネイー師は20日金曜、イラン暦1399年の年頭に当たってのメッセージにおいて、国民全員に対しこの古式ゆかしいイランの新年ノウルーズの瑞々しさに祝賀の意を表明するとともに、この新年を「生産の飛躍の年」と命名しています。
また、イランイスラム革命防衛隊の故ソレイマーニー司令官やイラクの民兵組織のアブーマハディ・アルムハンディス副司令官をはじめとする偉大なる殉教者、国境警備における殉教者、南東部ケルマーン州での事故での殉教者、ウクライナ航空機事故での殉教者、さらには(新型コロナ対策での)保健医療分野での殉教者の遺族らに弔意と新年の祝賀の意を表するとともに、「洪水で幕を開け、新型コロナウイルスで幕を閉じたイラン暦の昨年は、年間を通して震災や制裁などの様々な出来事が発生した、だが、これらの事件の中でも最大のものは、アメリカのテロ犯罪とイラン・イスラムの高名なソレイマーニー司令官の殉教だった」と述べました。
さらに、イラン暦の昨年における数々の試練を困難なものだったとし、「いずれの国民も、快楽主義におぼれ楽をすることばかりを求めていたのでは大成しない」とし、「精神力をもって困難を克服し、それを乗り越えてこそ1つの国民が力と威信をつけることになる。その例として、イラン国民はこれまで、こうした形で数々の困難を克服してきており、また今後も困難を乗り越えるだろう」としています。
また、「対イラン制裁はこれまで、数々の弊害とともに多くの利益もともない、我々に国内の可能性による国家のニーズや生活必需品の確保を促した。このきわめて利益ある行動は今後も続くだろう」と述べました。そして、「昨年は困難な年であり、国民が巻き込まれた苦難も決して少なくなかった。だが、困難とともに中には前例のない栄誉もあり、イラン国民は実に見事に輝いた」と語りました。
最後に締めくくりとして、ハーメネイー師は生産に対する国家の絶対的なニーズに関して、イラン暦の今年を「生産の飛躍の年」と命名し、関係者らに向かって「生産の飛躍により国民生活において、具体的に体感できる変化が起こるよう行動されたい」と呼びかけています。
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