4月 08, 2020 18:35 Asia/Tokyo
  • タフテラヴァーンチー大使
    タフテラヴァーンチー大使

イランのタフテラヴァーンチー国連大使が、国連総会議長に宛てた書簡において、「アメリカの一方的な制裁は、新型コロナウイルスを益し、世界各国の弊害となる」とし、制裁解除を強く求めました。

イルナー通信によりますと、タフテラヴァーンチー大使は7日火曜、国連総会で「新型コロナ対策に世界規模で団結を」とする決議が採択された事を踏まえて送付されたこの書簡において、「新型コロナウイルスが全世界で猛威をふるう苦境において、世界規模が協力・結束することは必須である。それは、現在全ての国がこの感染症との闘いの最前線にあるからだ」と強調しています。

また、新型コロナウイルスと戦う中で、米国の制裁が対象国に多くの困難を招いていることを指摘し、「この現状は、制裁対象国の国民のみならず、地球上の全住民の健康、世界規模でのコロナ対策にとって弊害となる」と訴えました。

さらに、「新型コロナウイルスに効果的に対処するうえで、米国の違法な制裁を解除することは全世界の利益となり、また必須事項でもある」としています。

そして、国連事務総長やWHO世界保健機関、国連人道調整官、その他各機関、各国首脳から、米国に対する制裁解除の要請が日々高まっている事に触れ、「米国はこの要求に応えることなく、一部では制裁を強化することさえしている」と非難しました。

2週間前にも、イランのほかに7カ国の国連大使が、国連グテーレス事務総長に共同書簡を送付し、制裁下にある国々が新型コロナウイルスと戦えるよう、米国の制裁解除要求を出していました。ここ数日ではさらに10カ国がこの書簡に署名しています。

 

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