4月 22, 2020 14:38 Asia/Tokyo
  • ローハーニー大統領(右)とタミーム首長
    ローハーニー大統領(右)とタミーム首長

イランのローハーニー大統領は、「新型コロナウイルスの世界的流行によって引き起こされた現在の状況では、すべての国がこの命を脅かすウイルスに対処するため寄り添わなければならない。また、米国の敵対的な行動に対し自らの立場を明確にしなければならない」と述べました。

ローハーニー大統領は21日火曜、カタールのタミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー 首長との電話会談の中で、イランに対する米国の圧力と抑圧的な制裁を国際法違反であるとし、「米国当局者は、IMF国際通貨基金によるイランへの融資を阻止することで、人道上の原則を踏みにじっている」と訴えました。

そして、新型コロナウイルスの流行、感染者の治療、および経済、行政、教育活動を滞りなく運営するためにイランが行ってきた計画と措置に言及し、「イランはその経験を、すべての国、特にカタールに移転する準備ができている」と強調しました。

また、サウジアラビア主導アラブ連合軍による対イエメン攻撃とイエメン国内で殺戮と破壊行為が続いていることに遺憾の意を示し、「地域における恒常的な安全と安定の確保は、地域諸国間の協力と友好関係以外に道はない」と述べました。

一方、カタールのタミーム首長も、イランに対する米国の制裁の非道振りを指摘し、「今日、世界は特異な状況下にある。米国は制裁を解除し、すべての国も新しい条件に沿って行動しなければならない」と応じました。

ローハーニー大統領はさらに、ウガンダのムセヴェニ大統領との電話会談に臨み、「遺憾なことに、新型コロナウイルスの流行によって引き起こされた過酷な状況にもかかわらず、米国はイラン国民に対する非道かつ違法な制裁を続けている」と訴えました。

これに対しムセヴェニ大統領も、イランに対する米国の違法行為は遺憾だとし、「このような困難な状況においては、人間関係を優先し、平和共存を促進すべきである」と述べました。

 

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