イランが、制裁下で初の国産軍事衛星の打ち上げに成功
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イランの初の国産軍事衛星の打ち上げ
イラン初の軍事衛星「ヌール」が22日水曜、同国イスラム革命防衛隊により同国中部の砂漠から、3段階式の衛星打ち上げロケット「ガーセド」により成功裏に打ち上げられ、地表からの高度425キロの地球周回軌道に乗りました。
また、「制裁はイランの進歩に対する障害でないのみならず、むしろ制裁によって、地域レベルで、また近い将来、世界レベルで一大勢力となるための新技術を推進する原動機のスイッチを入れるきっかけとなった」としました。
今回、軍事衛星ヌールが地球周回軌道に乗ったことは、イランにとっての技術情報面での戦いやIT分野でのさらなる戦略的価値を生み出すことに加え、情報戦でも力強い土台を生み出すことになります。
イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記は、ツイッター上に「イスラム革命防衛隊はその創設記念日において、イラン初の軍事衛星の打ち上げ成功という名誉を、同組織初の諸業績にさらに刻み込んだ」と語りました。
さらに、ロイター通信、AP通信、フランス通信がイランによる今回の軍事衛星打ち上げ成功のニュースを報じ、これをアメリカとイランの緊張が最高潮に達している中での電撃的な措置だとしています。
また、イギリスの新聞デイリー・スターのインターネットサイトも、今回の出来事を「イスラムの国であるイランにとっての、宇宙分野での新たな変革および偉大な成果」だとしました。
そして、中国の英字新聞サウスチャイナモーニングポストも、「アメリカは長年にわたり、イランに経済面などの様々な圧力や制裁のもとに貶めてきたが、イランは今や、初めて軍事衛星の打ち上げに成功している」と報じています。
なお、今回の出来事はロシアのアラビア語チャンネル・ロシアアルヨウム、イラクの宗教刊行物アルガドのウェブサイトおよび、同国テレビ局のスメリヤニュース、レバノンのニュースサイト・アルナシュラ、フランス24チャンネルなど、地域や世界のメディアで大々的に報じられ、これらのメディアは今回の衛生打ち上げの成功を、イランにとって大きな成果だとしました。
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