イラン革命防衛隊、「ペルシャ湾の脅威には力で対応」
4月 23, 2020 20:08 Asia/Tokyo
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サラーミー総司令官
イランイスラム革命防衛隊のサラーミー総司令官が、「ペルシャ湾の安全は我が国の安全保障戦略のひとつであり、地域におけるあらゆる脅迫に対しても、迅速かつ断固として返答する」と語りました。
サラーミー総司令官は、アブーム―サー、大トンブ、ゲシュムの各島とそこに駐留する軍の準備状況を視察する傍ら、「アメリカに対しては、イランの国家安全、海上国境の安全、船舶航行の安全、防衛軍の安全を守ることにおいて、我々の決意は真剣かつ完全なもので、どのような破壊行為にも断固とした返答をするであろうと言っておく」と語りました。
さらに、「革命防衛隊海上部隊に対しては、米テロリスト軍の戦艦や戦闘機などが民間船舶やイラン戦艦の安全を脅かそうとした場合、それらを標的とするよう命令が出されている」と続けました。
アメリカのトランプ大統領は先日ツイッター上で、米海軍戦艦のペルシャ湾内停留が違法であることには触れずに、米軍に対し同湾のイランの小型船に向けて砲撃するよう命じたと語っています。
サラーミー総司令官はまた、人工衛星ヌールの打上げが成功したことについて、「我々は、海上、地上、宇宙空間における防衛作戦の拡大にあらゆる能力を利用していく」と語りました。
そして、「革命防衛隊では、最新鋭兵器の生産が日毎に進歩しており、この流れは続くだろう」と強調しました。
イラン革命防衛隊は22日水曜、同国初の軍事衛星ヌールを打ち上げ、高度425㎞の軌道に乗せることに成功しています。
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