May 09, 2020 14:03 Asia/Tokyo
  • タフテラヴァーンチー国連大使
    タフテラヴァーンチー国連大使

イランのタフテラヴァーンチー国連大使が、多国間主義を強化する必要性を強調し、「米国は国連安保理決議2231への違反や他国への脅迫により、国際法を笑殺している」と非難しました。

イルナー通信によりますと、タフテラヴァーンチー大使は8日金曜、第2次世界大戦の終結75周年にちなんで開催された、非公式の安保理テレビ会議において、第2次世界大戦の忌まわしい経験から学ぶべき教訓を指摘し、「例えば、米国による安保理決議2231や国際法の組織的な笑殺、この決議への違反あるいは懲罰を講じるための他国への恥知らずな脅迫が挙げられる」と述べました。

また、国際問題の解決に当たっての各国の措置の調整・連携に向けた中央機関としての国連の創設目的をあらためて強調し、「米国などの一部の国の政策や行動は、一連の法規や国際法に違反している。また一方的に制裁を科し、人道に反する手法を展開する彼らの対外政策は、この国際組織や法の支配を揺るがしている」としました。

さらに、イラン核合意からの違法な離脱、安保理決議2231への違反など、国際合意や国際機関を次々に離脱する米国の無責任な対応を批判し、「このような政策は、多国間主義を問題に直面させ、各国の利益を危険にさらしている」と語りました。

最後に、「今や多国間主義は様々な問題を抱えている」とし、「世界は、力による政策に代えて法の支配を、また対立に代わって協力が徹底されるよう努めるべきだ」と述べました。

 

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