イランとアメリカ
イラン外務省報道官、「米は他国に関して裁断する資格なし」
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ムーサヴィー報道官
イラン外務省のムーザヴィー報道官が、反イラン的で空虚なアメリカ国務省の主張を否定し、「アメリカ政府は、他国に関して裁断する政治、法律、モラル面での資格は全くない」と語りました。
ムーサヴィー報道官は25日月曜、イランが一部の破壊工作を組織化しているとする、アメリカ国務省の主張に触れ、「こうした疑惑は、空虚な主張や空想による事実無根の戯言であり、これらの発言を裏付ける証拠は全く出ておらず、過去100年間に少なくとも55の独立国に空虚な口実で内政干渉した国の輩から出されているものだ」と述べています。
また、「2017年以降のアメリカによる世界規模での一方的な制裁は、33カ国の人々に破壊的な影響を及ぼしている」とし、「アメリカは、自国史上135の戦争を記録しており、その243年間の歴史のうち、戦争や流血、殺戮がなかったのはわずか16年しかない」としました。
さらに、第2次世界大戦後から現在までのクーデターや体制転覆、カラー革命に対するアメリカの干渉に触れ、「ほかにも、反逆的なアメリカ政権の恐るべき黒い経歴として、主に同盟国の首脳によるアメリカのスパイ行為の不名誉が挙げられる」と語っています。
そして、アメリカをテロリスト政権だとし、「現在の情報によれば、アメリカは1960年代から西アジア、欧州、南米で重罪のレッテルを貼られている、少なくとも8つのテロ組織を支援してきた」と述べました。
ムーサヴィー報道官はまた、アフガニスタンやイラク、パキスタン、ソマリア、リビア、イエメンといった国々での、アメリカの無人機での軍事行動により民間人が犠牲になっていることに触れ、「テロとの戦いと銘打って今なお続けられているこれらの作戦で、多数の民間人や民間施設が意図的に攻撃された」としています。
最後に、「米国はまず、その汚い歴史に最初に対処するほうが得策である。特に、米国務省の幹部は現在、胸を張って虚偽を発展の原動力だとし誇っている」と語りました。
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