世界におけるイランの位置づけ(29)
世界における野菜生産量の順位
May 27, 2020 17:37 Asia/Tokyo
皆さまは、イランが野菜の生産量において世界で第5位であることをご存知でしょうか?
イランは農業生産品の3分の1の品目において、世界で10位以内の生産量を誇っています。今回は、それらの世界生産量で高位を占める品目として、野菜とその生産についてご説明します。
野菜は体の免疫作用の強化に重要な役割を果たし、がんに対する予防効果もあります。また、各種ビタミンやミネラルも豊富に含有し、健康に非常に良い食べ物でもあります。ニンジンやカボチャのような黄色い野菜には、がんの予防に役立つベータカロチンが含まれています。セロリ、ホウレンソウ、ブロッコリー、パセリなどの緑の野菜は、カロチノイド、サポニン、ルテイン、フラボノイドを含み、体に必要とされる食物繊維、葉酸、ベータカロテンを供給したり病気からの回復を助けたりしています。また、トマト、スイカ、紫キャベツのような赤い野菜にはフィトケミカルが含まれ、皮膚を紫外線から守ります。
FAO国連食糧農業機関の統計によりますと、中国は野菜類を年間5億3900万トン生産し、世界最大の野菜の生産国となっています。これに次ぐのがインドで、生産量は1億トンです。さらに米国が3500万トン、トルコが2500万トンで続いています。イランの野菜類年間生産量はおよそ2000万トンで世界全体の1.9%を占め、世界5位の生産国となっています。
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