イラン外務省報道官、「イランは在韓資産の凍結解除を要請」
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イラン外務省のムーサヴィー報道官
イラン外務省のムーサヴィー報道官が、「アメリカの対イラン制裁は違法かつ一方的なものだ。これらの制裁は他国が取る行動の基準とはなりえない」としました。
ムーサヴィー報道官は1日月曜、記者会見の中で、このように強調し、「イランは韓国に対し、同国にある自国資産の完全な解除を求めている。韓国がイランに送付してきた医薬品や医療機器はわずかな量に過ぎず、しかも大きく出遅れたものだった」と語りました。
また、「韓国は再考し、一時期は評価されていた両国の旧来の関係がこれ以上破壊されないようよく考えるべきだ」としました。
ムーサヴィー報道官はまた、米国で現在起きている騒乱にイランが関与しているとした米ロバート・オブライエン大統領補佐官(国家安全保障担当)の発言に触れ、「現在、米国内で発生している抗議運動は、長年に渡る米国民の弾圧や彼らの抗議の声を押さえつけてきた結果だ。この状況の中で、米政府当局は問題をはぐらかす以外に方法がないのだろう」としました。
ムーサヴィー報道官はさらに、米国民にメッセージを寄せ、「世界は、抑圧されたあなた方の抗議の声を聞いている。あなた方と共にある」と強調すると共に、米政府や警察に対し、国民への暴力を停止し、彼らに一呼吸置かせるほうが得策だと忠告しました。
また、イランがベネズエラに石油タンカーを派遣したことに触れ、「イランとベネズエラは、米国の圧政的かつ一方的な制裁を受けている。だが、両国ともに制裁に従う義務はない。イランは遠地であっても自国の権利を防衛する方針である」と述べました。
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