イラン大統領「制裁行使国はイランの飛躍的発展を阻止できない」
イランのローハーニー大統領は、制裁行使国は、発展・開発の道を歩むイラン国民の動きを阻止できない、としました。
ローハーニー大統領は25日木曜、石油・天然ガス・石油化学産業に関する3大プロジェクトの始動式において、「イランに制裁を行使したアメリカやシオニスト政権イスラエルは今日、イランでの技術・生産の飛躍的発展を妨害できないことを悟っている」と語りました。
イランで、テレビ形式でのローハーニー・同国大統領の指示により、イラン北西部にある西アーザルバーイジャーン州ミャンドアーブの石油化学コンビナート、イラン南部グーレからジャスクまで伸びる石油輸送パイプラインの敷設と、ノルマルヘキサン (n-hexane)生産ラインといった3つの重要なプロジェクトが操業を開始しました。
ローハーニー大統領は、この操業式において、グーレからジャスクまで伸びる石油輸送パイプライン敷設は、国家の石油・天然ガス分野の最も戦略的な計画のひとつとし、「イラン暦今年末(来年3月20日)まで、17のプロジェクトの操業開始により、国内の石油化学分野の生産能力は、7年前に比べて倍増し、その価値は250億ドルに達する。これにより、この産業において大きな飛躍が生じる」と述べました。
さらに、「制裁はイラン国民にとって多くの問題をもたらしたが、一部の分野で機会を生じさせることになった」とし、「今回、始動した大プロジェクトは、本来外国の支援によって完成されるはずだったが、制裁のお陰で国内の労働者、研究家、技術家らの支援を得て実現された」と語りました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio
https://twitter.com/parstodayj