8月 12, 2020 17:02 Asia/Tokyo
  • タフテラヴァーンチー大使
    タフテラヴァーンチー大使

イランのタフテラヴァーンチー国連大使が、「対イラン武器制裁の延長を狙うアメリカの新たな決議草案は安保理決議2231への違反」と指摘し、「安保理は確実にこの草案を否決するだろう」と語りました。

タフテラヴァーンチー大使は11日火曜、ツイッター上で「安保理理事国の反対により、アメリカは先に提出した草案の断念を余儀なくされた。本日12日に新たな草案を提出したが、これとて安保理決議2231への違反だ」と述べました。

また、「新たな草案は、本質的にも、また目的とするところも以前の草案と変わらない」とし、「安保理は確実にこれを否決するだろう」としました。

アメリカは、安保理が承認した国際合意としての核合意を崩壊させるため、最近対イラン武器制裁の延長を目的とした新たな決議草案を安保理に提出しました。

ヨーロッパやその他の非常任理事国を含む安保理理事国による非公式会合開催が物別れに終わったことから、国連アメリカ代表部は13ページに及ぶ草案を4パラグラフにまで縮小しました。

アメリカは安保理理事国に対し、決議2231に盛り込まれている制限事項を、安保理の決定まで延長するよう求めています。

安保理理事国は12日までにそれぞれの見解を示し、その後13日あるいは14日に採決が実施される可能性があります。

ロシアと中国は何度も、アメリカの決議草案に反対する旨を表明しています。

安保理決議2231により、対イラン武器禁輸制裁は貴たる10月18日をもって解除されることになっています。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio

タグ