イラン外務省報道官、「UAEとシオニスト政権間の合意はイスラム世界の汚点」
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イラン外務省のハティーブザーデ新報道官
イラン外務省のハティーブザーデ新報道官は、「UAEアラブ首長国連邦がシオニスト政権イスラエルと結んだ合意は、イスラム世界の汚点である。世界のイスラム教徒は聖地ベイトルモガッダス・エルサレムに対する裏切りを決して忘れることはない」と述べました。
ハティーブザーデ報道官は24日月曜、就任後初となった会見で、UAEとイスラエルの関係再開に言及し、占領政権による脅威が西アジアに及べば、その責任はUAEにあると述べました。
そして、イランの防衛および安全保障の原則において、イスラエルはペルシャ湾という地域では脅威とみなされていないとし、シオニスト占領政権はイランに対する脅威としては小さすぎると強調しました。
また、一部アラブの統治者がシオニスト政権と関係正常化で合意したことに対し、アラブおよびイスラム諸国とイランとの関係について、「イスラエルは自国の安全を確保することができず、破らなかった条約など全く存在しない。イスラエルが手を染めなかったテロなど全くなかったことを露呈している。これらが世界の現実であり、これらの現実は変わることはない」と語りました。
ハティーブザーデ報道官は、IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長が、同日テヘランを訪問したことについて、「イランとIAEAの関係は常に極めて重要であると同時に、近年には浮き沈みもあった」と指摘しました。
そして、「IAEAによれば、同機関の歴史の中で、同機関が行った訪問や査察の大半はイランで行われたものだ。IAEAが中立かつ独立して行動し、政治的圧力や第三者から距離を置いて行動する限り、技術的枠組みにおいてイランとIAEAの間に問題はない」と述べました。
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