イラン司法府長官、「米国と欧州諸国は麻薬密売組織を支援」
9月 07, 2020 14:33 Asia/Tokyo
イランのライースィー司法府長官は、「我が国は、米国とヨーロッパ諸国が麻薬密売組織を支援しているとの機密情報を入手している」と述べました。
イルナー通信によりますと、ライースィー司法府長官は6日日曜、テヘランで開かれた麻薬対策検討会議において、米国と欧州諸国は麻薬密売組織の支援者であると指摘し、「また、西アジア地域諸国の一部も麻薬の輸送と流通から収入を得ている」と述べました。
ライースィー司法府長官は、アフガニスタンで麻薬生産量とケシ栽培量が増えていることに言及し、「アフガニスタンでの麻薬生産量とケシ栽培量の増加はアメリカの庇護のもとで行われたものだ」と述べました。
また、「この地域に展開する米軍船舶が麻薬密売組織の安全を庇護している」と指摘しました。
さらに、イランの麻薬対策について、「国際的諸機関は、我が国の真剣かつ効果的な麻薬対策に対し8つのメダルを授与し、数えきれないほど我が国に感謝の意を述べてきた。しかし、この感謝と支持は口先だけのもので、実際には行動に移していない」と非難しました。
イランは、世界の麻薬密売組織との闘いの最前線にある国として、これまでに3000人以上の殉教者とそれを上回る負傷者を出してきました。
国連はイランに麻薬対策の旗手という称号を与えています。
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