イラン革命防衛隊総司令官、「米は没落中であり、イランは脅迫を恐れない」
(last modified Sun, 20 Sep 2020 09:08:44 GMT )
9月 20, 2020 18:08 Asia/Tokyo
  • サラーミー総司令官
    サラーミー総司令官

イランイスラム革命防衛隊のサラーミー総司令官が、「アメリカは没落しつつあり、我々はアメリカの脅迫やはったりなど全く恐れていない」と語りました。

イルナー通信によりますと、サラーミー総司令官は19日土曜、あるテレビ番組において、「1979年のイラン・イスラム革命の創始者ホメイニー師は我々に対し、超大国を気にしないことの大切さを教えるとともに、アメリカがいささかの悪事も働けないことを示した」と述べています。

また、核合意におけるイランの権利の重要性に言及し、「核合意において我々の権利が承認されなければ、我々は自らの措置を講じることになり、これに関するはったりや脅迫など恐れていない」としました。

そして、「アメリカは、(対イラン制裁の発動につながりうる)紛争解決メカニズムをちらつかせて、我々を恐怖感や混乱に陥れようとしているが、彼らがこのメカニズムの引き金を引いても、問題の銃から制裁復活という弾丸が出てこないことを知っておくべきだ。というのは、この件に関してアメリカは完全に孤立しているからだ」と語っています。

さらに、「間違いなく、米国は超大国としての政治的影響力を失っており、武器制裁においてヨーロッパ諸国でさえ米国に従わなかった、そしてこれは米国がその力を失い、そしてその力が日々衰退していることを示している」と述べました。

サラーミー司令官はまた、「アメリカが革命防衛隊のソレイマーニー司令官を暗殺し、殉教に至らせたとき、全世界がアメリカに抗議した」とし、「ソレイマーニー司令官のあだ討ちは、覇権主義体制を崩壊させることで実現される」としています。

そして、アメリカがイラン国民に対する心理戦を開始したことに触れ、「アメリカ社会は心理面や政治面でこれ以上損害を受けることはない。それは、対イラン戦争が他の国との戦争とは大きく異なっているからだ」と語りました。

最後に、「アメリカが地域で行動を起こせば、我々は地域にあるアメリカの基地のすべてを、直接砲撃する」と結んでいます。

 

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