IAEAが、イランとの合意に基づき同国内の2箇所目を査察
9月 30, 2020 22:13 Asia/Tokyo
IAEA国際原子力機関がイランの核活動に関して、同国との合意に基づき、予てから査察を要請していたイラン国内で2箇所目の施設を査察しました。
ロイター通信によりますと、IAEAは30日水曜、声明を発表し、「当機関の査察官らは、先月イランとの間で成立した合意にそって、同国内で2箇所目の場所に立ち入った」と表明しました。
この声明ではまた、「IAEAは、保障措置・規約履行問題を解決するためのイランとの合意の一環として、今週イラン国内の2つ目の箇所に対し補完的な査察を行い、現場でサンプル採取を行った」としています。
イランとIAEAは先月26日、グロッシIAEA事務局長のイラン訪問およびイラン当局者との協議の後、共同声明を発表しました。
この共同声明では、「イランは自発的に、IAEAがあらかじめ指定した国内2箇所を公開し、この問題の円滑な解消をめざすIAEAの検証活動に協力する」としています。
さらに、「IAEAが入手済みの情報分析により、同組織は追加議定書や包括的保障協定(=イラン核合意)のもとでイランから申告された場所以外の査察要求、その他の疑義をイランに求めない」と強調しています。
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