イラン外務省報道官、「米国務長官から見ても、米の一方的制裁は不首尾」
(last modified Mon, 19 Oct 2020 11:19:20 GMT )
10月 19, 2020 20:19 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のハティーブザーデ報道官
    イラン外務省のハティーブザーデ報道官

イラン外務省のハティーブザーデ報道官が、イランと武器貿易を行う国々に制裁を科すとしたポンペオ米国務長官の発言について、「ポンペオ長官も、米国の一方的制裁は成功していないと考えている」と述べました。

ハティーブザーデ報道官は19日月曜の記者会見において、武器市場にイランがどのように参入していくかという質問に対し、「イランは、武器貿易の制限が取り除かれた途端に武器を輸入する必要はない。なぜなら、国は人々から力を得ており、この分野におけるイラン政府の政策は『責任感あるもの』だからだ」と述べました。

そして、トランプ米大統領がイランを協議の席に着かせる、などと主張していたこと自体が難しくなっていることについて、「米国が対イラン政策で敗北したという客観的な現実を認めない限り、何の違いも生まれない。もちろん、これらの主張のほとんどは、米大統領選を意識した国内向けのものだが」と指摘しました。

続けて、アフガニスタン国家和解高等評議会のアブドラ・アブドラ議長のイラン訪問について、「イランは、独立し、栄え、発展したアフガニスタンこそが地域の全利益につながると考えている。この流れの中でイラン政府は、アフガン政府や同国の反体制組織タリバンなどの各勢力によるアフガン人同士の対話に向けた効果的な介助を行うことができる」と述べました。

また、中国でイラン資産が凍結されたとする報道を否定し、「中国にあるイラン資産は、イランの利益のために使用された。状況は韓国や日本で凍結されている資産とは異なるものだ」と説明しました。

 

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