10月 28, 2020 17:24 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のアラーグチー政策担当次官
    イラン外務省のアラーグチー政策担当次官

イラン外務省のアラーグチー政策担当次官が、アゼルバイジャンの首都バクーへの訪問を前に、ナゴルノ・カラバフ問題解決をめざすイランの提案構想に言及し、「イラン政府は地域で平和が確立されるよう努力する」と述べました。

イルナー通信によりますと、アラーグチー次官は27日火曜夜、アルメニアとアゼルバイジャンによるナゴルノ・カラバフ紛争の終結に影響を与えうる地域諸国の歴訪について、最初の訪問国がアゼルバイジャン・バクーであることを説明し、「この訪問の基本目的は、今回の紛争解決、そしてアルメニア・アゼルバイジャン両国間、さらには地域での恒久平和の実現に向けて、イランの構想を提示することにある」と述べました。

イラン大統領特使として諸国歴訪を控えた同次官は、「アゼルバイジャン領土の占領終結という議論は、イランの構想において主要な要素のひとつ」としたうえで、「少数派の権利や人道的権利を擁護することは、ナゴルノ・カラバフ問題終結をめざす構想のもう一つの基盤である」としました。

続けて、「平和保障を目的として、影響力を持つ国々の手を借り敵対関係を終わらせ対話へと向かわせることも、構想の基本軸となる」と述べました。

また、「イランは常に、占領された地域や街の解放にアゼルバイジャンが努めていることを支持する」としました。

アラーグチー次官は今後、アゼルバイジャン政府関係者との会談後、ロシア・モスクワ、アルメニア・エレバン、トルコ・アンカラを歴訪し、ナゴルノ・カラバフ紛争解決に向けたイランの構想について各国関係者に説明する予定です。

 

 

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