11月 01, 2020 16:57 Asia/Tokyo
  • イランのザリーフ外相
    イランのザリーフ外相

イランのザリーフ外相は、ナゴルノ・カラバフの紛争におけるテロリストグループの流入や加担について警告しました。

ザリーフ外相は1日日曜、テロリスト、特にISISの残党がナゴルノ・カラバフ地方に移動したことから引き起こされる情勢不安、及びそれらに対処するためのイランの外交機関が重ねている協議について、IRIB通信とのインタビューで、「我が国は、テロリストが紛争に加担していたことをほぼ確信している。我が国は、この行動は誰の利益にもならないことを強調する」と語りました。

そして、「我が国は最近のいろいろな協議の中で、アゼルバイジャン、アルメニア、ロシア、トルコの当局者に対し、ナゴルノ・カラバフ地方へのテロリストグループの移動およびその存在について知らせ、イランはそのような行為を容認しないだろうと強調した」と述べました。

また、「現在、これらのテロリストはイラン国境にはいないが、国境のはずれから一定距離の場所にいる可能性は依然高い」と強調しました。

さらに、ナゴルノ・カラバフでの平和を確立するためのイランの計画について言及し、「イランの平和計画は単なる一時的な停戦ではなく、むしろ一連の原則に対する双方の合意事項の宣言によって開始する枠組みに基づく、紛争解決に向けた動きと、その後の対策、特にすべての占領地域からの占領軍の撤退へと続くものである」と語りました。

ザリーフ外相は、人権の保証、コミュニケーション方法の確立、計画実施に対する地域諸国の監督、およびこれに類した問題が、ナゴルノ・カラバフ地方の平和を確立するためのイランの計画の他の要素である、としました。

アゼルバイジャンとアルメニアは、ナゴルノ・カラバフ地方をめぐり対立しています。

ナゴルノ・カラバフ地方をめぐる両国の紛争は1988年に始まりましたが、今年9月27日に始まった新たな衝突では、両国の兵士から多数の死傷者が出ています。

 

 

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