11月 17, 2020 18:44 Asia/Tokyo
  • イランのタフテラヴァーンチー国連大使
    イランのタフテラヴァーンチー国連大使

イランのタフテラヴァーンチー国連大使は、「国連安全保障理事会は、その脆弱で消極的な活動、さらに一部のケースでの違法かつ超法規的な活動のために、正当性と信頼性の危機に直面している」と述べました。

イルナー通信によりますと、タフテラヴァーンチー国連大使は16日月曜、同安全保障理事会の改革が議題となる国連総会の会合において、同理事会の現在の構造を批判し、「安全保障理事会は、理事国に開発途上国が少ないことから非民主的である」と述べました。

そして、「安全保障理事会はこれまで主に西側諸国によって支配され、一部の常任理事国によって悪用の対象となり、その活動にも責任を負うことがなかった」と語りました。

また、制裁の行使といった国連憲章第7章に基づく安全保障理事会の権限の、度重なる、また拙速な乱用について指摘し、「安全保障理事会は、最終手段として、また紛争を平和的に解決する方法が試みられ、その影響と結果の評価がなされた後の最終手段としてのみ、この権限を使用しなければならない」としました。

その一方で、「制裁措置は慎重を欠く方法である。その有効性と倫理的正当性は、対象国の脆弱な市民層を標的とすることから強く疑問視されている」と強調しました。

タフテラヴァーンチー国連大使は最後に、安全保障理事会の作業方法の改革の必要性を強調し、「改革された理事会は法を重視しなければならず、国連憲章に従って行動し、その措置と決定にも責任を負わなければならない」と語りました。

 

 

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