イラン国会議長、「イラン議会は核合意での一方的な決定に終止符」
(last modified Tue, 01 Dec 2020 20:52:21 GMT )
12月 02, 2020 05:52 Asia/Tokyo
  • ガーリーバーフ・イラン国会議長
    ガーリーバーフ・イラン国会議長

ガーリーバーフ・イラン国会議長は、「制裁解除のための戦略的措置」計画の承認を、行き止まりであるとし、「西洋諸国は、核合意におけるその責務を実行しないなら、イランがこれまでどおりこの道を歩み続けるだろうことを肝に銘じておくべきだ」と述べました。

イランの国会議員らは、1日火曜の公開国会で、「制裁の解除とイラン国民の利益を擁護するための戦略的行動計画」を承認しました。

ガーリーバーフ国会議長は1日午後のこの会議で、「イランは、核合意に基づき一方的に義務を数年間果たしているが、西洋諸国はどれ一つとしてその責務を果たしておらず、この合意を履行することはなかった」と述べました。

また、イランの責務はそのまま存続したが、西洋諸国の責務はどれ一つとして履行されなかったと語り、「イラン国会は一方通行であったそれぞれの決定を終了させた。もちろんのことながら、この計画の中では西洋諸国のために、核合意におけるその責務履行のための機会が準備されている」としました。

この計画の承認を受けて、イラン原子力庁は、アラークの40 MWの重水炉の改良作業と同時に、医療用放射性同位体の製造を目的とした新たな40MWの重水炉の設計を義務付けられました。

また、この計画の承認により、イランとの核合意の締約国の義務が履行されず、また完全な銀行関係の正常化もない、またイランの石油および石油製品の輸出入および外国為替の完全かつ迅速な返還に対する障壁が完全に撤廃されない場合、イラン政府はこの法律の制定から1か月後に、自主的に実施している追加議定書の実施を停止するものとします。

 

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