イラン大統領、「対イラン制裁は終結すべき」
ローハーニー・イラン大統領が、「わが国に対する圧政的な制裁は終結すべきである」と語りました。
ローハーニー大統領は14日月曜、記者会見で、「イラン政府は、圧政的な制裁終結の遅延を許さないだろう」とし、「アメリカでの新政権の発足により、状況は変化するだろうが、現大統領が留任したとしても事態は変わっていたはずだ」と述べています。
また、「トランプ現米大統領の主な目的は核合意の破壊だった。だが彼はこれに関しては不首尾に終わり、またイラン政府も全力で核合意の崩壊を阻止した」としました。
さらに、「核合意の存続および、地域の安定に向けた協力のいずれも、イランにとって極めて重要であり、トランプ氏が国際機関においてイランに対し成功できなかった原因は、わが国と米以外の核合意署名5カ国の連携・協力にある」と語っています。
そして、「イランは、特にロシアや中国をはじめとする世界のすべての国と関係を持つことを追求しており、EUや近隣諸国とも良好な関係を持ちたいと考えている」と述べました。
続けて、「わが国の傑出した核科学者ファフリーザーデ氏のテロ暗殺は、忌まわしき現トランプ政権時代末期にあって地域を戦争に巻き込もうとした輩の仕業だった」とし、「ファフリーザーデ氏のテロ暗殺におけるシオニスト政権イスラエルの主要な目的は、トランプ政権時代末期に戦争を勃発させ、地域で情勢不安を扇動することにあった」としています。
また、「わが国は、ファフリーザーデ氏のあだ討ちを自らの権利とみなしており、適切な折に適切な場においてこれを実行するだろう」とし、「イランは、他国にはその時間と場所を決定させない」と語りました。
一方で最後に、「わが国にとって地域の安定は極めて重要である。このため、ペルシャ湾向けの地域的平和構想である『ホルモズ平和構想』を提起した次第である」と結びました。
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