イメージが語るイラン
イラン南部シーラーズの象嵌寄木細工
12月 24, 2020 17:48 Asia/Tokyo
イランで確認されている最も古い象眼寄木細工の作品は、約1000年前の同国南部ファールス州シーラーズの街にまでさかのぼります。この工芸はシーラーズで最初に生まれました。
イラン最古の寄木細工作品とその痕跡は、約1000年前のシーラーズの古いアティーグ大モスクに設置された、この工芸の施された説教団にまでさかのぼります。
この芸術は、今から500年ほど前のサファヴィー朝時代前までは、シーラーズにのみ伝えられており、この町の象嵌細工はイランで名声を博していました。
サファヴィー朝が政権を失った時期には、シーラーズの象眼細工の芸術はイラン中部の町イスファハンに伝播し、イスファハーンの工芸家らの間でもてはやされました。
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