10月 07, 2020 22:30 Asia/Tokyo

シーア派3代目イマーム・ホサインとその教友たちの殉教から40日が経過しました。

ところで、ホサインとはどのような人物でしょうか?

彼は、シーア派3代目イマームであり、シーア派初代イマーム・アリーイスラムの聖なる女性ファーティマの間に生まれ、イスラムの預言者ムハンマドの孫に当たります。

現在、イマーム・ホサインの殉教から40日目にあたるアルバインの記念日が到来しています。

アルバインは、40日間に及ぶ困難で、悲しい日々を過ごした遠征の一行が、現在のイラクの聖地カルバラーに帰ってくることです。

この上ない大敗北の最中にあると思われたはずのこの一行は、しかし今や、威風堂々と勝利に沸きかえり、この聖地に凱旋し、真理の勝利と恒久的な自由の栄光と威信を示しています。

それから長年が経過した後の昨今も、この時期には全世界の人々がアルバインの大行進に参加するため、徒歩でカルバラーに向かい、預言者一門とともに、イマーム・ホサインと彼の忠実な教友が受けた暴虐や圧制を追悼します。

しかし、今年は外国人巡礼者の数が大きく減少しています。

しかし、イマーム・ホサインを慕う人々やシーア派教徒の心は、徒歩でカルバラーに向かう巡礼者の足取りとともにあります。

今年は、世界中の人々の心がイラクの巡礼者たちと共にあり、彼らは遠くからカルバラーに挨拶を送っています。

イマーム・ホサインが狼煙を上げた炎は、永遠に人類の歴史に深く刻まれ、他者に隷属しない自由と真理を求める人々にエネルギーや方向性を与えています。

イマーム・ホサインの行動は決して、財産や地位、名誉を得るためのものではありませんでした。この偉人は人間としての尊厳を維持するために立ち上がり、この聖なる発起において人々の心に義侠心と自由の精神を蘇らせたのです。

 

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